< 総評 >

今回のコンテストでは、前回を上回る250名以上の方々からご応募をいただきました。
テーマを「自由」としたことで、ウズベキスタンのさまざまな場面を自由な視点で捉えた、個性豊かな作品が前回以上に多く集まったように感じています。
おそらくは観光旅行中に撮影された写真が多かったと思われますので、世界遺産の建築物を題材とした作品は今回も数多く見られましたが、それに加えて旅の途中でふと目に留まった一瞬を切り取った作品も多く寄せられました。

審査にあたっては、多数の応募作品の中から、他の作品とは違う「個性的な視点」や、写真表現としての「完成度の高さ」を重視して評価を行いました。
選外となった作品の中にも、撮影された場面や被写体の選び方が非常に個性的なものが数多くあり、例えば構図において背景や主題以外の要素にもう一歩配慮があれば、作品としての完成度がさらに高まったのではないかと思われる、惜しい作品も見受けられました。

本コンテストは、ウズベキスタンを旅された皆様によって発見された多様な魅力が、写真を通してバリエーション豊かに表現され、それを共有していただく場でもあります。
今回の受賞・入選作品は写真展にて展示されますので、ぜひ会場に足をお運びいただき、作品の魅力を直接感じていただければ幸いです。

審査委員長  秋野 深(写真家)


最優秀賞

「何があるかな」
タシケント
鹿島 隆雄

< 選評 > 異文化・異世界へ好奇心と勇気をもって踏み出す少年。その様子を少し距離を保って見守る撮影者。その双方の心情に思いを巡らせながら鑑賞できる作品です。整然と並ぶカラフルなドライフルーツ、奥へと続く強い遠近感、窓や天井の造形によって、バザールという空間の魅力が余すところなく描写されています。わずかに左下がりの構図が、未知の世界へ向かう雰囲気をより印象的にしている点もこの作品を魅力的にしている要因だと感じました。


優秀賞

「遊牧民の夜」
カラカルパクスタン
福岡 康平

< 選評 > 夜空の星、ユルタ(テント)の屋内の灯り、扉を通して手前へ漏れ出る光の全ての描写が見事です。
大自然の暗闇と静寂の中で、人は写っていないのに、ユルタの中の暖かさや賑やかさを想像させてくれます。


優秀賞

「バザールの朝」

サマルカンド

有賀 洋一

< 選評 > まだ買い物客で賑わう前の時間帯の閑散とした通路、女の子との対比で捉えられた大きなナン、その横で少しの間の店番を任されたのでしょうか、スマホに見入る女の子・・・喧噪や商品の豊富さが捉えられたバザールの作品が多い中、現代のバザールの素顔が個性的な視点で表現された作品です。


ピクトリコ賞

「牛飼い」

タシケント

西浦 正洋

GNHトラベル&サービス賞

「小さな冒険、大きな世界」

ヒヴァ

原野 優樹

大使賞

Navro'z ~春の喜び

サマルカンド

友井 千佳

南圭介観光大使賞

「扉の向こうの青い世界」

サマルカンド

吉田 英子

トラベルフォト賞

「幾何学模様は囁く」

ブハラ

hirotographer

奨励賞

「プロフ運びは忙しい」

タシケント

轡田 憲行

「古都に座す白き王」

ブハラ

川田 雄輝

「英霊へ捧げる祈り」

サマルカンド

坂本 悦子

「地球上で月」

ブハラ

Camilla Nicol Bonacina

「緑のアラル海へ」

カラカルパクスタン

冨樫 智

「地下鉄、夢、異文化交流」

タシケント

小路口 新吾

「歴史の中の日常」

シャフリサブス

河野 潔

「古都の猫」

ヒヴァ

高木 優希

「現代の朝」

ブハラ 

原口 愛理

「静謐」

ヒヴァ

稲葉 彩


入選

「ナビンガラス2」

タシケント

渡辺 俊成

「ナンと大きな」

サマルカンド

上條 皓暉

「祝祭の日の女性たち」

サマルカンド

轡田 いずみ

「青の世界、どこまでも」

サマルカンド

大塚 寧々

「シルクロードの夕日」

ブハラ

佐々木 信也

「ウズベキスタンの明るい未来」

タシケント

古橋 和明

「タシケントの街角」

タシケント

水谷 純子

「48万回目の夕景」

ヒヴァ

井上 雅博

「憩いの中庭」

タシケント

大塚 忍

「ノンを焼く前にかける、ちいさな魔法」

サマルカンド

濱田 千尋

「彩り」

サマルカンド

佐藤 稜

「静寂を照らす、雨あがりの古都回廊」

ヒヴァ

小西 怜子

「旗のない国旗」

サマルカンド

中井 友博

「整える女性を撮る旅人を覗く子供達」

ブハラ

岡部 貴之

「日常に溶け込む伝統」

ブハラ

木村 光隆